第二次佐久市部落差別撤廃と
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目次
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第1章 総合計画の概要
1 策定の趣旨 1
2 計画の位置づけ 2
3 計画の基本目標 2
4 計画期間 2
第2章 分野別人権問題
1 同和問題に関すること 3
(1) 部落差別に関すること 3
(2) 生活環境の改善 6
(3) 社会福祉の充実 9
(4) 産業の振興 11
(5) 職業の安定 12
(6) 隣保館活動の推進 14
(7) 解放子ども会活動の推進 15
(8) 部落差別事象への対応 16
2 子どもの人権に関すること 17
3 障がい者の人権に関すること 22
4 女性の人権に関すること 24
5 高齢者の人権に関すること 25
6 外国人の人権に関すること 27
7 犯罪被害者等の人権に関すること 29
8 HIV感染者・ハンセン病元患者等の人権に関すること 30
9 刑を終えて出所した人の人権に関すること 32
10 インターネットによる人権侵害に関すること 33
第3章 人権同和教育・啓発の推進 36
1 就学前における人権同和教育 36
2 学校における人権同和教育 37
3 社会における人権同和教育 38
4 企業における人権同和教育 41
第4章 人権擁護の確立 43
1 個人情報の保護 43
2 人権侵害の救済と擁護 44
第5章 部落差別撤廃と人権擁護の推進 46
1 部落差別撤廃と人権擁護に関する総合計画の推進体制の強化 46 2 部落差別撤廃と人権擁護に関する総合計画の期間内達成目標 48
資料 50
佐久市部落差別撤廃と人権擁護に関する条例 51
佐久市隣保館条例 53
佐久市部落差別撤廃人権擁護審議会規則 58
佐久市部落差別撤廃人権擁護審議会委員名簿 60
佐久市人権啓発推進本部設置規程 61
佐久市人権同和教育推進協議会要綱 63
部落解放都市宣言 65
日本国憲法(抜粋) 66
第1章
総合計画の概要
1
策定の趣旨
すべての国民が基本的人権を享有し、法の下に平等であることを保障して いる日本国憲法と、すべての人間は、生まれながらにして自由であり、かつ 尊厳と権利とについて平等であるとした世界人権宣言(昭和23年)の理念に 基づき、国際社会においても、人権問題への取組が本格的に行われるように なりました。
人権は、人間として誰もが持っている固有の権利であり、個人が社会にお いて幸福な生活を営むために必要なものです。
佐久市では、すべての市民の人権が保障され、たくましく心豊かで人間性 ある佐久市を築くため、平成17年度に「佐久市部落差別撤廃と人権擁護に関 する条例」を制定するとともに、「部落解放都市宣言」を行いました。
そして、条例の理念を具体化するために、平成19年度を初年度とし、平成 23年度を目標年度とする 「佐久市部落差別撤廃と人権擁護に関する総合計画」
を策定し、各種事業を推進してきました。
しかし、 昨年度実施した 「佐久市人権同和問題に関する市民意識調査」(以 * 下、市民意識調査とする)と「同和地区生活実態調査」*(以下、生活実態調 査とする)の結果から、今なお人権問題に関する認識の低さと、社会経済の 低迷による厳しい同和地区の生活実態があります。
このような現状と課題を把握した中で、「佐久市部落差別撤廃と人権擁護 に関する総合計画」の必要な見直しを行い、部落差別をはじめ、あらゆる差 別の解消を目指すことを目的として、「第二次佐久市部落差別撤廃と人権擁 護に関する総合計画」を策定するものです。
*佐久市人権同和問題に関する市民意識調査 (回答数:884 人 回答率:44.2%)
平成 22 年 11 月に、市民 2,000 人を対象に年齢層別に 20 歳以上の男女同数を無作為に抽出 し、郵送により配布・回収した調査。
*同和地区生活実態調査 (回答数:306 世帯 回答率:75.0%)
2
計画の位置づけ
佐久市は、将来都市像を「叡智と情熱が結ぶ、21世紀の新たな文化発祥 都市~一人ひとりのための温かみと豊かさのある生活空間~」とし、第一次 佐久市総合計画後期基本計画を策定しました。
佐久市部落差別撤廃と人権擁護に関する総合計画は、第一次佐久市総合計 画後期基本計画に沿い、人権問題の項目ごとに「現状と課題」「今後の施策」 を掲げ、同和問題をはじめ、さまざまな人権問題の解消に取り組んでいくた め策定するものです。
3
計画の基本目標
(1)基本目標 人権尊重社会の実現 (2)主要施策 ア 人権意識の高揚 イ 人権教育の推進
部落差別をはじめあらゆる差別の解消と人権意識の高揚を図るとともに、 人権教育・人権啓発の活動を通じ、人権を尊重する明るいまちづくりを目指 します。
4
計画期間
第2章
分野別人権問題
1
同和問題に関すること
(
1
) 部落差別に関すること
【現状と課題】
同和問題は、我が国固有の重大な人権問題であり、その早期解消を図るこ とは国及び地方公共団体の責務であり、国民的課題であるという認識に立ち、 今後も差別の撤廃と人権確立に向けた各種事業を推進していかなければなり ません。
国においては、昭和40年に同和対策審議会から「同和地区に関する社会的 及び経済的問題を解決するための基本的方策」について答申を受け、昭和44 年に「同和対策事業特別措置法」が制定されました。これ以降 3 度にわたる 法の延長を経ながら、さまざまな施策が行われ、対象地区の環境改善などで は、一定の成果をあげてきました。
佐久市では、「地域改善対策特定事業に係る国の財政上の特別措置に関す る法律」が平成13年度末をもって失効したことを受け、一般対策事業に工夫 を加えつつ移行を図ってきました。
また、家庭・地域・学校・企業・職場等で、同和教育・啓発を行ってきた ことにより、人権意識の高揚・人権尊重の認識や、差別をなくそうとする意 識も高まってきました。
しかし、公共施設や福祉施設、学校等における差別事象や同和地区の場所 を尋ねるなどの差別事象が発生しており、残念ながら未だ同和問題は解決さ れてはいません。
特に、結婚差別は個人のプライバシーの問題もあり、差別が表面化しにく い内実をかかえ、現在も深刻な課題として残されています。
生活実態調査では、「結婚時に差別があった・反対にあった」と回答した 人が 3 割以上おり、結婚後の行き来の状況は 1 割以上が「あまり行き来して いない」という現実があります。(Ⅱ図1-1、1-2)
Ⅱ図1-1 同和地区生活実態調査:結婚について
「(同和地区外の人と結婚された方に)結婚するときに差別(反対)はあり ましたか」
を認めない」が、前回調査(平成17年度実施)より増えております。(Ⅱ図 1-3)
このように、対策の推進によって一定の成果が見られるものの、まだまだ 根深く同和問題が残っているのが現状であります。
¥
Ⅱ図1-2 同和地区生活実態調査:結婚について
【今後の施策】
1 同和問題の歴史的経緯と差別の現状について、理解と認識を深めると ともに、行政・地域・学校・職場・運動団体等が連携し、同和問題の解 決を図ります。
2 同和問題を重要な人権問題と捉え、市民が正しい理解と人権感覚を高 め、すべての人の基本的人権を尊重するため、啓発活動の推進と人権意 識の高揚を図ります。
3 当事者の「自覚」「自立」「自己実現」に向けての支援体制の充実、 相談活動や当事者が継続して学ぶことのできる機会が必要であり、隣保 館・同和対策集会所などで各種教室や研修会等を開催し、人権のまちづ くりの推進を図ります。
%
子どもの意志を尊重する。親が口出 しすべき ことではない
親として反対するが、子どもの意志 が強け ればしかた がない
家族の者や親戚の反対があれば、 結婚を認めない
絶対に 結婚を認めない
無回答
50.0 42.3 4.2 2.7 0.8 51.0 41.9 5.3 1.9
0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
-
Ⅱ図1-3 人権同和問題に関する市民意識調査:人権同和問題に対する意 識について
(
2
) 生活環境の改善
【現状と課題】
生活実態調査の住宅についての調査では、前回調査とほぼ同じ7割近くが 持家で生活している一方、「厚生住宅」「市営住宅」に23.9%(前回24.3%) の人が入居しています。(Ⅱ図1-4)厚生住宅は耐用年数を経過した住宅 があります。
水洗化の状況では、「水洗化されている」48.0%(前回37.0%)、「水洗 化されていない」48.0%(前回58.6%)であり水洗化が促進された結果と捉 えられますが、佐久市全体の水洗化率86.9%に比べると低い状況です。(Ⅱ 図1-5)また、住環境については、「道路舗装、幅、条件が悪い」「買い 物に不便」等の回答が43.5%(前回33.2%)と前回よりも上回っている状況 から、今後も生活環境の改善に向けた対策を推進していく必要があります。 (Ⅱ図1-6)
Ⅱ図1-5 同和地区生活実態調査:住宅について 「現在の住宅は水洗化されていますか。」
Ⅱ図1-6 同和地区生活実態調査:環境について
【今後の施策】
1 快適な住環境を確保するため、危険性・緊急性を考慮し、計画的に道 路・水路等の改良を図ります。
2 生活排水事業は、快適な生活環境づくりと、公共用水域の水質保全を さらに図ります。
(
3
) 社会福祉の充実
【現状と課題】
生活実態調査の「健康の状態」では、「非常に健康である」「普通」を合 わせると66.7%(前回66.8%)の人が健康である一方、「弱い方である」「病 気がち」「寝たきり」を合わせると26.3%となっており、これから高齢化が さらに進むことを考えると、厳しい現状にあると言えます。(Ⅱ図1-7) 「福祉施設等の利用」では、4.9%の人が利用している反面、20.0%の人が利 用していないことから、施設やサービスの利用者が限られている現状であり ます。(Ⅱ図1-8)
今後も、保健・医療・福祉に関するさまざまなニーズに対応し、生活文化水 準の向上を目指す総合的な地域福祉施策の充実を図っていく必要があります。
【今後の施策】
1 疾病の早期発見・早期治療のため、自らが各種健(検)診を積極的に 受診できるよう保健補導員等を通じた啓発活動を推進します。
2 日常生活の中で健康づくりの重要性を啓発し健康教室や健康相談など の事業を積極的に推進します。
(
4
) 産業の振興
【現状と課題】
長野新幹線佐久平駅や上信越自動車道佐久インターチェンジ周辺を中心に 商業集積が進み、佐久市の商圏人口は、県下4番目の規模に拡大した一方、 地域商店街の空洞化が進んでおり、既存商店街の魅力を高めていく必要があ ります。
また、農業においても、社会情勢等の変化により、意識変化が見られ、生 活実態調査では 「今後の経営方針」 について 「現状維持」 が8.2%と前回 (17.6%) と比較し半減しています。(Ⅱ図1-9)
このようなことから、同和対策事業により導入した園芸畜産施設について も、一部遊休化している施設もみられることから、今後の利活用の方向性を 検討していく必要があります。
【今後の施策】
1 「佐久市中小企業振興資金融資制度」による経営支援、また「佐久市 商工業振興事業補助金」による、まちおこし等の事業の支援を行い、活 性化を図っていきます。
2 「佐久市農業振興ビジョン」に基づき、担い手の確保や収益性の高い 品目への移行を進めるなど、農業の活性化を図っていきます。
(
5
) 職業の安定
【現状と課題】
リーマンショック以降の経済の停滞などを背景として、本市を取り巻く雇 用情勢は、持ち直し傾向もみられるものの、依然として厳しい状況が続いて います。
生活実態調査の就労の有無の項目では、「働いている」が53.0%(前回 46.4%)「働いていない」38.2%(前回37.8%)とともに増えております。 (Ⅱ
図1-10)
また、給与形態では、「時間給」 「日給」の給与形態が46.6%(前回44.9%) と増えており、不安定な生活が増えている現状です。(Ⅱ図1-11)
【今後の施策】
1 企業における、就職時の公正採用については、関係機関等と連携し、 一層の推進を図ります。
2 企業や関係機関と連携し、雇用の促進に努めていきます。 Ⅱ図1-11 同和地区生活実態調査:給与形態について
(
6
) 隣保館活動の推進
【現状と課題】
隣保館は、地域社会全体の中で福祉の向上や人権啓発の住民交流の拠点と なる開かれたコミュニティセンターとして、生活上の各種相談事業や人権課 題の解決のための各種事業を総合的に行うことを目的としています。
本市には、中央隣保館、臼田人権文化センター、浅科人権文化センター、 望月人権文化センターが設置されており、地域住民の生活文化の向上と、人 権意識の高揚、社会福祉事業の充実に努めてきました。
今後、ますます総合的な生活相談ニーズが増え、多様化する傾向にあるこ とから、活動の充実を図る必要があります。
【今後の施策】
1 同和地区住民の自立促進につながる行政施策を効果的に推進していく とともに、自立意欲と社会参加を促進し、地域住民の福祉向上、人権教 育及び人権啓発、地域住民の交流の拠点として、隣保館活動のより一層 の充実に努めます。
(7) 解放子ども会活動の推進
【現状と課題】
佐久市では、同和地区出身の児童・生徒等が、「差別に負けない、あらゆ る差別をなくし、人権を尊重し、部落完全解放」を目指して活動している解 放子ども会があります。
小・中学校の教職員や地域の先輩・ボランティアの協力のもと、基礎学習 活動や解放学習活動、各種行事等を行っています。
地域での行事等には、先輩や卒業生等が協力し、解放子ども会を支えてく れています。
しかし、少子化や、意識の多様化による社会環境の変化などにより、年々 会員数が減少し活動を休止している解放子ども会もあります。
今後も、会員が活発に活動し、部落解放の次代の担い手として望ましい成 長が図られるような支援をするために関係機関と協力しながら解放子ども会 活動を推進していく必要があります。
【今後の施策】
1 行政・学校・運動団体・解放子ども会保護者会がともに連携し、部落 完全解放に向けて、解放子ども会の円滑な運営と活動の推進に努めます。 2 解放子ども会の趣旨に沿い、一人でも多くの子どもたちが解放子ども
(
8
) 部落差別事象への対応
【現状と課題】
差別事象は、悪質な差別文書やインターネットによる差別的な書き込み、 公の施設での差別発言等が発生しています。
佐久市においても、不動産鑑定事務所の土地差別調査事件や、学校におけ る生徒の賎称語使用による差別事象、また、福祉施設職員による差別発言事 件が発生しています。
地域における人権同和教育講座や、学校における人権同和教育の取組の中、 差別事象が後を絶たない現状があります。
【今後の施策】
1 差別事象が発生した場合は、事実関係の把握に努め、差別に至った経 過やその要因と社会背景を分析し、問題解決への対応に努めます。 2 運動団体や関係機関と連携を図りながら、人権意識の高揚のため、各
2
子どもの人権に関すること
【現状と課題】
子どもの人権については、国際条約やさまざまな国内法令において基本原 理及び理念が示され、人権の尊重とともにその心身にわたる福祉の保障及び 増進が求められています。
市民意識調査においても、人権にかかわる問題として関心のあるものの中 で、子どもの人権に関することがトップでした。7割以上が「子どもの人権 が尊重されている社会とは思わない」と回答し、その理由として、「保護者 による子どもへの暴力や育児の放棄などの虐待」や「子どもによる暴力、い じめ、無視などの仲間はずし」などがあげられています。(Ⅱ図2-1、2 -2)
学校現場等におけるいじめは、さまざまな対策を講じて減少傾向を示して いるものの依然としてみられ、この解消が大きな課題となっています。
いじめの状況としては、いじめている本人や教職員もいじめという認識に 欠けていることがあります。具体的な事象が生じた場合、「本人がいじめら れていると感じた場合、それはいじめである」と認識して対応していく必要 があります。
また、近年、子どもたちが児童虐待の犠牲となる痛ましい事案が社会的に 大きな問題となっているほか、情報機器による有害情報の閲覧・児童買春・ 児童ポルノなどのトラブルに巻き込まれる危険性が懸念される状況にありま す。
このような状況のなかで、大人たちは、未来を担う子どもたち一人ひとり の人権を尊重し、健全に育てていくことの大切さを再認識し、社会全体が一 体となり、子どもの人権尊重や保護に向け取り組んでいくことが必要です。 一人ひとりの違いを認め合い、個性を尊重するという人権意識の高揚を図 ることも必要です。
不登校
*
児童生徒の状況としては、「中1ギャップ」といわれる現象が特に 顕著であり、中学校に入学した1年間で小学校6年時の約3倍に増加します。 (Ⅱ図2-3)これは、人間関係や学習内容・方法など、入学後の新たな環 境にうまく対応できないということが大きな要因のひとつになっています。
因として、こうした問題の背景にあるものと考えられます。
市教育委員会では、こうした状況に対応するため、スクールメンタルアド バイザー
*
を中心に中間教室、ハートフルコーディネーター、ハートフルフレ ンドなどの個々の児童生徒の実状に応じた相談や支援を行っています。
さらに、県教育委員会東信教育事務所に配置されているスクールソーシャ ルワーカー
*
を活用して子どもたちの家庭環境の改善を支援しています。
*スクールソーシャルワーカー
不登校・いじめなどを解決するために、学校とともに児童生徒の家庭を戸別訪問したり、教師や 保護者に助言したりするほか、児童相談所などと連携して 問題解決にあたる。米国を中心に世界 の多くの国々で取り入れられているが、我が国ではまだ制度として確立していない。親の失業、虐 待など福祉分野の対応ができる社会福祉士などが任命されている例が多い。
Ⅱ図2-1 人権同和問題に関する市民意識調査:人権意識について 「子どもの人権が尊重されている社会だと思いますか」
%
そう思う
そう思わない
無回答
27.8
70.2
1.9
0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
*不登校
何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因の背景により、児童生徒が登校しない、あるいはし たくても登校できない状況にあること(ただし病気や経済的な理由によるものを除く)をいう。
*スクールメンタルアドバイザー
Ⅱ図2-2 人権同和問題に関する市民意識調査:人権意識について
「子どもの人権が尊重されていないと思うのは、 特にどのようなことですか」 (複数回答可)
%
保護者による子どもへの暴力や育 児の放棄などの虐待
大人が子どもの意見を聞かず自分 の意見を子どもに強制すること 大人が「子どもだから」という理由 で、子どものプライバシーを尊重し ないこと
子どもによる暴力、いじめ、無視な どの仲間はずし
インターネット(パソコンや携帯電 話)を使ってのいじめ
教師などによる言葉の暴力や体罰
暴力や性など子どもにとっての有害 な情報の氾濫
その他
わからない
無回答
77.1
25.3
13.8
57.8
23.2
15.6
24.8
1.6
1.9
0.8
0 1 0 0 2 0 0 3 0 0 4 0 0 5 0 0 6 0 0
H 1 9 小6 →H 2 0 中1 H 2 0 小6 →H 2 1 中1 H 2 1 小6 →H 2 2 中1
資料:長野県教育委員会 教学指導課
【今後の施策】
1 「児童の権利に関する条約」
*
の理念と精神に学び、子どもの人権が決 して侵害されることなく、子どもにとっての最善の利益が保障される社 会の形成や、子どもを社会全体で育てる環境づくりに努めます。
2 家庭・地域と連携し、子どもたちの人権に関する課題解決に向けた取 組に努めます。
3 児童・生徒及びその家族が安心して相談できる体制づくりを進めるた め、「個」を大切にする学校の指導体制の充実と、電話相談等によるス クールメンタルアドバイザーとの連携を図り相談事業の充実に努めます。 4 いじめについては、 事実関係の把握に努め、 児童生徒の立場に立った、
差別やいじめを許さない環境づくりを推進します。
5 不登校等については、保護者の基本認識を深め、家庭教育の重要性を Ⅱ図2-3 長野県内における小6・中1時点の不登校児童生徒数の比較
とともに、地域全体でいじめ及び不登校等をなくす指導体制づくりを推 進します。
7 子どもの人権の視点のもと、児童虐待の早期発見や早期対応を図り、 地域や保育所・幼稚園・学校・児童相談所・医療機関等の連携を深め、 幅広いネットワークを構築し、生命尊重の精神や人権意識の高揚を推進 します。
*児童の権利に関する条約
平成元年の国 際連合の総会で採択され、世界 中の子どもたち一人ひとりに人間とし ての権利を認め、子 どもたちがそれらの権利を行使できるように決めた条約。日本も平成 6 年にこの条約を結んでいる。
子どもを人権の主人公として尊重する考え方を明確にしており、子どもを大人から管理される対象としてで はなく、独立した人格を持つ権利の主体として捉え、子どもの人権を保障している。
また、子どもを発達する存在として捉えており、子どもが発達する存在であるという面から、さまざまな子ど もの人権を保障している。
*佐久市不登校等対策連絡協議会
3
障がい者の人権に関すること
【現状と課題】
障がい者施策の目指すところは、 ノーマライゼーション
*
の理念を踏まえて、 障がい者が地域で安心して暮らせる社会の実現にあります。
障がい者福祉については、すべての人が等しく家庭や住み慣れた地域で互 いに思いやり、尊重し合いながら安心して生活を送れることが課題となって います。
しかし、市民意識調査では、「障がいのある人の人権が尊重されていない」 と 7 割近くの方が感じており、そう感じる主な理由として、「就職や仕事の 内容、待遇で不利な扱いを受けること」や、「収入が少なく、経済的に自立 できないこと」が挙げられています。(Ⅱ図3-1、3-2)
この結果には、障がいや、障がいのある人に対する正しい知識や理解が不 足していることが挙げられます。
これらの状況を踏まえ、障がいのある人が安心して働け、経済的に自立で きる環境づくりが必要です。
また、障がいのある人が地域で生活をするためには、障がいを持つ人個人 の力だけではなく、周囲の人々の支援が大切となります。
そのためには、関係機関による支援だけではなく、障がいと、障がいのあ る人に対する家庭・地域の人々の理解・協力が不可欠であるため、関係機関 や市民に広く協力を得ながら総合的な地域福祉の推進に努めます。
Ⅱ図3-1 人権同和問題に関する市民意識調査:人権意識について
*ノーマライゼーション
【今後の施策】
1 障がいや、障がいのある人への正しい知識や理解の推進を図ります。 2 家庭・地域・関係機関と行政が一体となり、障がい者が地域で安心し
て過ごせる環境づくりや啓発に努めます。
3 障がい者の権利利益の擁護のため、「障害者虐待の防止、障害者の養 護者に対する支援等に関する法律」(平成 24 年 10 月 1 日施行) に基づ く施策を促進します。
Ⅱ図3-2 人権同和問題に関する市民意識調査:人権意識について
「障がいのある人の人権が尊重されていないと思うのは、特にどのようなこ とですか」(複数回答可)
N = 618
%
結婚について周囲が 反対すること
収入が少なく、経済的に 自立できな いこと
就職や仕事の内容、待遇で不利な 扱い を受けること
障がいのある人だ からという理 由 で、意見や行動が尊重されないこと 交通機関等がバリアフリーになって いな いため、自由な行動が妨げられ ること
病院や福祉施設で不当な扱いや虐 待があること
アパ ートなどの住宅への入居が困 難なこと
じろじろと見られた り、避けられ たり すること
その他
わからない
無回答
23.9 57.3 49.8 12.0 35.6 3.2 12.0 26.7 1.6 5.8 1.9
0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
4
女性の人権に関すること
【現状と課題】
女性も男性もお互いにその人権を尊重しつつ、責任も分かち合い、性別に かかわりなく、その個性と能力を十分に発揮できる社会、男女共同参画社会 を築くことが女性の人権尊重につながります。市では、あらゆる分野におい て、個人の人権が尊重される男女共同参画意識の確立を目指した「第1次佐 久市男女共同参画プラン」を策定し推進してきました。続いて、このプラン を継承する「第2次佐久市男女共同参画プラン」を策定し、施策の推進を図 っていきます。この第2次プランは、女性の人権に関して「人権の尊重と暴 力のない社会づくり」の施策の方向として「男女間のあらゆる暴力の根絶」 を重点目標に掲げています。男女間のあらゆる暴力には身体的、精神的等さ まざまな暴力が存在し、背景には性別による固定的性別役割分担意識や経済 力の格差、上下関係など男女が置かれている状況に根差したものが多くあり ます。強い者から弱い者への支配という人権を無視した考え方からもたらさ
れているものです。男女間のあらゆ る暴力( ドメスティック
※
・バイオレ ンス(D V)) は、家庭内等で行われることが多いため潜在化しやすく、激化し被害が深刻化する 状況も見受けられます。
こ のよう な被害 をなく すため 、男女 間のあ らゆ る暴力(D V) は犯罪 行為を含む 重大な人権侵害であるとの正しい認識を市民に周知し、身近で起き た場合は積極 的に通報する ような意識づくりが必要です。第2次佐久市男女共同参画プランの 事業を推進することで、男女間のあらゆる暴力(DV)の根絶に向け啓発活動 を強化し、被害者への支援体制の充実を図ります。
*ドメスティック・バイオレンス(DV)
5
高齢者の人権に関すること
【現状と課題】
高齢化社会が進行し、佐久市の高齢化率は平成23年10 月1日現在25.9% に達しています。このような中、寝たきりや認知症の高齢者が急増し、また 核家族化による家族の介護力の変化などによって高齢者介護は老後の最大の 不安要因となっており、介護放棄、肉体的・心理的虐待、高齢者の孤独死な どの悲惨な事態も発生しています。
市民意識調査でも、「高齢者の人権が尊重されているとは思わない」と 7 割近くが回答し、その理由として、「収入が少なく、経済的に自立できない こと」をあげています。「詐欺や悪徳商法の被害が多いこと」をあげている 人もいます。(Ⅱ図5-1、5-2)
今まで住み慣れた地域や家庭で安心して老後の生活を送ることは、高齢者 も含めたすべての人の願いです。
高齢者の人権について認識を深め、市民一人ひとりが健康で生きがいのあ る長寿社会を確立し、人権が尊重される明るい地域社会を築いていく必要が あります。
Ⅱ図5-1 人権同和問題に関する市民意識調査:人権意識について 「高齢者の人権が尊重されている社会だと思いますか」
%
そう思う
そう思わない
無回答
31.1
66.9
2.0
【今後の施策】
1 関係機関・団体と連携を図り、「佐久市老人福祉計画・佐久市介護保 険事業計画」により事業を推進し、安心して暮らせる地域づくりを推進 します。
2 高齢者の社会参加や社会に貢献する機会を推進するため、生涯学習、 Ⅱ図5-2 人権同和問題に関する市民意識調査:人権意識について
「高齢者の人権が尊重されていないと思うのは、特にどのようなことですか」 (複数回答可)
%
収入が少なく、経済的に自立できな いこと
自分の能力を発揮する機会が少な いこと
高齢者の意見や行動が尊重されな いこと
家族や介護者から身体的、心理的 等の虐待があること
病院や福祉施設で不当な扱いや身 体的、心理的等の虐待があること 高齢者を邪魔者扱いし、つまはじき にすること
詐欺や悪徳商法の被害が多いこと
その他
わからない
無回答
59.7 23.7 23.0 19.0 15.7 26.2 53.6 2.0 2.0 1.9
6
外国人の人権に関すること
【現状と課題】
今日、 日本には、 国際化の進展に伴いさまざまな国の人が生活しています。 佐久市においても、さまざまな目的により、中国・タイをはじめとした多 くの外国籍の人々が暮らしていますが、言語や文化・生活習慣の違いから生 ずる誤解や偏見により、差別へとつながってしまうケースも見られます。
市民意識調査では、「外国人の人権が尊重されているとは思わない」が 6 割近くとなり、その理由として「地域社会での受け入れが十分でないこと」 が5割以上となっています。(Ⅱ図6-1、6-2)
佐久市では、通訳やホームステイを受け入れるボランティアの登録制度を 定めたり、ボランティア団体等による日本語教室の開催、5 か国語による生活 ガイドブックの作成、国際交流フェスティバルや人権展などの各種交流事業 の開催により、お互いに対する理解が深まり、豊かな多文化共生社会が成立 することを目指してきました。
今後も、外国人に対する偏見や差別の解消を図るため、言葉や文化、生活 習慣などに対する理解と人権意識を高めるための啓発活動を推進する必要が あります。
Ⅱ図6-1 人権同和問題に関する市民意識調査:人権意識について 「外国人の人権が尊重されている社会だと思いますか」
%
そう思う
そう思わない
無回答
36.1
58.4
5.5
【今後の施策】
1 日本人市民と外国人市民との間の交流を積極的に推進し、市民一人ひ とりがお互いの言葉や文化、生活習慣に対する理解を深めるための啓発 活動を推進します。
Ⅱ図6-2 人権同和問題に関する市民意識調査:人権意識について
「外国人の人権が尊重されていないと思うのは、 特にどのようなことですか」 (複数回答可)
%
地域社会での受入れが十分でない こと
住宅を容易に借りることができない こと
保健、医療、防災、教育などの生活 に必要な情報が十分手に入らない こと
就職や仕事の内容、待遇で不利な 扱いを受けること
学校の受験資格の扱いや、受入れ 体制が十分でないこと
文化・ スポーツ施設、ショッピング施 設などで外国語表示がなく、十分な サービスが受けられないこと
その他
わからない
無回答
51.0 16.9 33.9 40.1 16.5 14.0 2.3 19.2 1.2
7
犯罪被害者等の人権に関すること
【現状と課題】
我が国では、犯罪被害者やその家族の人権問題に対する社会的関心の高ま りから、平成17年に、「犯罪被害者等基本法」が施行され、国、地方公共団 体、国民の責務が規定されました。
犯罪等の被害者やその家族には、生命・身体・財産上の直接的な被害だけ でなく、被害を受けたことによる精神的なショックや、時として周囲の心無 い言葉やマスメディアの取材などによる二次的被害を受け、苦しめられると いう人権侵害があります。
現在は、国民の誰もが犯罪被害者等となる可能性があり、犯罪被害者やそ の家族の視点に立ち、二次的被害等を防止し、犯罪被害者等の人権を守る取 組及び啓発活動を推進する必要があります。
【今後の施策】
1 犯罪被害者やその家族の人権を守るため、関係機関等と連携を図って いきます。
8
HI
V感
染
者
・ハ
ン
セン
病
元患
者
等の
人
権に
関
する
こ
と
【現状と課題】
(HIV
*
感染者等)
平成 22 年末現在、厚生労働省のエイズ動向委員会に累計で 18,447 人のエ イズ
*
患者・感染者が報告されていますが、現実にはそれ以上の感染者がいる と推測されています。
それは、感染から発病までの潜伏期間が長く、感染しているのに気付かな い感染者が多く、また、検査を受ける人が少ないことが主な要因と考えられ ます。誤った知識や無理解から生じる、HIV感染者やエイズ患者に対する 偏見と差別が、大きな人権問題となっている現状を踏まえ、市民に正しい知 識の情報提供を行い、啓発活動を推進する必要があります。
(ハンセン病
*
元患者等)
ハンセン病は、らい菌による感染症ですが、らい菌に感染しただけでは発 病する可能性は極めて低く、感染した場合であっても、現在では治療方法が 確立しています。また、遺伝病でないことも判明しています。
しかし、我が国においては、平成8年に「らい予防法の廃止に関する法律」 が施行されるまで、古くから施設入所を強制する隔離政策が採られてきまし た。この間、家族や親族などとの関係も絶たれ、また、入所者の高齢化等に より、病気が完治した後も療養所に残らざるを得ないなど、社会復帰が困難 な状況にあります。
誤った知識や無理解から生じた偏見と差別が大きな人権問題となっている 現状を踏まえ、市民に正しい知識の情報提供を行い、啓発活動を推進する必 要があります。
【今後の施策】
1 偏見や差別意識を解消するため、関係機関等と連携し、正しい知識と 理解を深める教育・啓発を行います。
*エイズ(A-後天性 I-免疫 D-不全 S-症候群):
日本 語では「後天性免疫 不全症候群 」といい 、生まれた後にかかる (後天性 )、免疫の働きが低下すること (免疫不全)により生じる、いろいろな症状の集まり(症候群)という意味になる。
エイズの原因は「HIV」というウイルスであり、エイズ(AIDS)はHIVに感染することで起こる病気である。 *ハンセン病:
「らい菌」による感染症(細菌やウイルスなどの病原体が体内に入ったことによって起こる病気)である。 遺伝はしない。
かつては「らい病」 と呼ばれていたが、現在は「らい菌 」の発見者 であるハンセン医師の名前をとっ てハン セン病と呼ばれている。
らい菌の病原性は弱く、たとえ感染しても発病することはまれである。
9
刑を終えて出所した人の人権に関すること
【現状と課題】
刑を終えて出所した人に対しては、本人に真摯な更生の意欲がある場合で も、市民の意識の中に根強い偏見や差別意識、就職に際しての差別や住居等 の確保が困難など、社会復帰を目指す人たちにとって、現実は極めて厳しい 状況にあります。
刑を終えて出所した人が真に更生し、社会の一員として円滑な生活を営む ことができるようにするためには、本人の強い更生意欲とともに、家族、職 場、地域社会など周囲の人々の理解と協力が必要です。
【今後の施策】
10
インターネットによる人権侵害に関すること
【現状と課題】
近年の情報化社会の発展に伴いインターネットは急速に普及し、現在では 多くの人がインターネットを利用するようになりました。
しかし、発信者に匿名性があること、技術的・心理的に情報発信が容易で あることから、インターネットを通じての他人への無責任な誹謗・中傷や、 差別を助長する表現の掲載、特定の個人のプライバシーに関する情報の無断 掲示などの人権にかかわるさまざまな問題が発生しています。
インターネット上で発生する人権侵害に対して迅速な対応をする事を目的 として、平成14年度に「プロバイダ責任制限法」が施行されましたが、依然 としてインターネットを通じた人権侵害は無くなりません。
このような状況を踏まえ、インターネットにおいて人権が守られるように、 情報を発信する際のモラルや責任について教育や啓発を推進する必要があり ます。
【今後の施策】
1 さまざまな学習、研修会等を通じて、人権尊重や差別解消の立場に立 ったモラルあるインターネット利用の啓発に努めます。
11
様々な人権問題に関すること
人権問題は、この他にもさまざまなものがあります。
アイヌの人々は北海道を中心に先住民族として生活していましたが、日本 の同化政策などにより長きにわたり独自の生活様式・文化を奪われてきまし た。平成 9 年に「アイヌ文化の振興並びにアイヌ伝統等に関する知識の普及 及び啓発に関する法律」 が施行されましたが、 アイヌの人々の文化や伝統は、 今日まで保存、伝承が図られているとは言い難い状況にあり、アイヌの人々 の経済状況や生活環境、教育水準には他の人々と格差が認められるほか、結 婚や就職等における偏見や差別の問題があります。
市民意識調査で、同和問題に次いで市民の関心がある問題(Ⅱ図11-1) でありました北朝鮮当局による拉致問題等については、北朝鮮当局による人 権侵害問題に関する認識を深めるとともに、国際社会と連携しつつ人権侵害 問題の実態を解明し、 その抑止を図ることを目的として、 平成18年 6月に 「拉 致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する法律」が施行 されています。
さらに、平成23年4月には国の人権教育・啓発に関する基本計画の一部が 変更され、拉致問題等の解決には、幅広い国民各層及び国際社会の理解と支 持が不可欠であり、その関心と認識を深めることが求められています。
また、性的指向及び性同一性障害など性的少数者に対する偏見や差別、ホ ームレスの人々に対する暴力や偏見・差別など新たな人権問題も生じてきて います。
Ⅱ図11-1 人権同和問題に関する市民意識調査:人権意識について 「人権にかかわる問題として、関心のあるものはどれですか。」
(複数回答可)
%
女性の人権
子どもの人権
高齢者の人権
障がいのある人の人権
同和問題
外国人の人権
エイズ患者及びHIV(エイズウイル ス)感染者の人権
ハンセン病患者・元患者の人権
刑を終えて出所した人の人権
犯罪被害者の人権
インターネット(パソコンや携帯電 話)による人権侵害
ホームレスの人権
性同一性障害(身体的な性と心の 性が一致しない者)の人権 性的指向(異性愛、同性愛、両性 愛)に関する人権
北朝鮮当局によって拉致された被 害者等
人身取引被害者
その他
特にない
わからない
無回答
29.1 32.2 24.0 31.6 22.1 3.6 7.0 6.3 3.7 10.1 18.3 3.4 3.1 1.6 20.5 1.1 1.7 5.2 1.9 8.6
第3章
人権同和教育・啓発の推進
1
就学前における人権同和教育
【現状と課題】
市内の保育所・幼稚園においては、就学前の子どもに対し、日々の生活や 遊びの中で生命の大切さや友だちを思いやる心を育んでいます。
保護者をはじめ身近にいる大人は、子どもの成長に大きな影響を与えます。 このため、保護者等一人ひとりが人権感覚を養う必要があります。
【今後の施策】
1 保育所・幼稚園においては、保護者等を対象に、人権同和問題を正し く理解するための各種研修会を開催し、知識の普及と人権意識の高揚を 図ります。
2
学校における人権同和教育
【現状と課題】
市内の各学校においては、学校の年間計画により重点的に研究授業、公開 授業等各種研修会を実施するとともに、教材を自作したり、人権教育資料「あ けぼの」を配布し活用するなど指導内容の充実を図ってきました。
また、毎年教職員を対象に研修会を開催し、講演会の開催と各学校での人 権同和教育の実践発表を行うなど、人権同和問題に対する認識を深め、指導 力や意識の向上に努めています。
しかし、生徒による差別事象が発生しており、指導内容や指導方法を検討 し、学校生活すべての面で、人権教育を進める必要があります。
また、今後もさまざまな教育活動を通して児童生徒一人ひとりの人権尊重 の精神を育て、生命の尊さと相手を大切にする思いやりの心を育てていく必 要があります。
保護者に対しては、学校行事に併せ講演会等を実施し、啓発の充実に努め ていますが、参加者が少ないことから、周知方法の改善を図るなど、さらな る啓発活動の充実に努める必要があります。
【今後の施策】
1 学校においては、日々の教育活動の中から、あらゆる差別や人権問題 を教材として、生活に結びついた人権同和教育を進めます。
2 教職員においては、社会的立場を自覚し、人権同和問題を自らの課題 としてとらえ、人権同和問題に対しての認識を深め、指導力や資質の向 上に努めます。
3
社会における人権同和教育
【現状と課題】
佐久市では、人権尊重社会を目指し、部落差別をはじめあらゆる差別に対 して、市民の正しい理解と認識を培うためにあらゆる機会を捉えて、人権尊 重についての教育・啓発に努めてきました。
市が行った市民意識調査の「人権に関することばのうち、あなたが見聞き したことがあるものはどれですか」(Ⅲ図1)という質問に対し、前回調査 に比べ、すべての項目において認知度が低くなっています。
また、「人権同和問題を解決するために必要と思われることは何ですか」 (Ⅲ図2)という質問に対し、「そっとしておけば差別は自然になくなる」 という回答が上位を占めました。
このように、未だ「同和問題を口に出さず、そっとしておけば差別はなく なる」という“寝た子を起こすな”という考え方
*
が根強く残っています。 差別は日本の社会の慣行の中や、身近にも、現実にさまざまな形で存在し ており、この考え方では、差別の解消につながらないばかりか、人権意識を 自覚することもなく、かえって差別を招くことにもなります。
この社会に未だ根深く残されている不合理や偏見を取り除くことを、自ら の課題として捉え直し、市民一人ひとりが何をすべきかを考え、行動に移し ていくことが大切です。
さらに「どのようにしても人権侵害はなくならない」という回答が、前回 調査より上回り、「わからない」という回答が増加するなど、人権同和問題 に対する意識が後退しています。
Ⅲ図1 人権同和問題に関する市民意識調査:人権意識について 「人権に関することばのうち、あなたが見聞きしたことがあるものは どれですか」(複数回答可)
%
人権週間
憲法週間
人権擁護委員の日
法の日週間
世界人権宣言
国際人権規約
人権教育・啓発に関する基本計画 人権教育のための国連 10 年行動計 画
佐久市部落差別撤廃と人権擁護に 関する条例
見聞きしたものはない
無回答
74.2 17.2 15.4 9.6 72.8 47.7 40.7 28.1 50.4 18.6 4.9 64.1 13.6 9.4 4.8 47.1 12.8 15.3 5.1 27.6 11.9 4.4
0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
【今後の施策】
1 市民一人ひとりが人権同和問題を正しく理解するため、家庭・地域・ 学校・企業・職場が一体となった研修の機会と充実を図ります。
2 人権週間の取組をはじめ、さまざまな人権に関わる知識や情報を、周 知します。
3 人権侵害は正しい学習と理解により、なくすことができることを自覚 し、人権侵害をなくしていくための学習機会を提供します。
Ⅲ図2 人権同和問題に関する市民意識調査:人権同和問題への関わりにつ いて
「人権同和問題を解決するために必要と思われることは何ですか」 (複数回答可)
%
人権同和問題に関する啓発・広報 活動を推進する
人権同和問題に関する相談のため の機関・施設を充実する
人権が侵害された被害 者の救済を 充実する
人権同和問題に関する情報の収集 及び提供を充実する
そっとしておけば差別は自然に なく なる
どのようにしても人権侵害はなくな らない
その他
わからない
無回答
28.0 27.4 28.9 19.7 29.8 15.4 9.6 10.9 5.8 25.7 24.7 24.7 16.9 28.5 17.8 7.7 12.4 4.5
0 10 20 30 40 50 60
平成 17 年度調査
4
企業における人権同和教育
【現状と課題】
我が国は、憲法で職業選択の自由を保障していますが、昭和 50 年に「部落 地名総鑑事件」
*
が発生しました。同和地区の所在などを記載した差別図書が 出版され、多数の企業がこれを購入し、就職の機会が奪われていたことが判 明しました。
その後、企業の社会的責任が重視され、人権が企業活動を含めたあらゆる 活動の国際基準とされるようになり、企業においては、公正な採用選考、配 置・昇進や障がいのある人の雇用推進などとともに人権啓発のための運営体 制の構築などが大切になっています。
平成 22 年 11 月には企業などの組織が「社会の一員」として社会的責任を 果たしながら、社会で活動していくための指針として、ISO26000
*
が発行 されたことにより、より一層の企業努力が求められています。
佐久市では、平成 17 年に「佐久市企業人権同和教育推進連絡協議会」を発 足し、現在 154 社の加盟があり、職場からあらゆる差別をなくし、セクシャ ルハラスメント
*
やパワーハラスメント
*
などのない働きやすい職場づくりを 進めています。
しかしながら、企業の参加数もまだまだ少ない状況が見られ、各企業内に おける教育・啓発活動が、十分とは言えない状況もあることから、一層の取 組の強化が必要です。
*部落地名総鑑事件
昭和 50(1975)年 12 月、「人事極秘・部落地名総鑑」等の差別図書の存在が明るみに出た。同和地区の 新旧地名、所在地、世帯数、職業などを載せたもので、国によって回収された結果、分かっただけでも全国 で約 200 社が購入しており、これを利用して同和地区出身者を不採用にしていた企業や、結婚に際して身元 調査をしていた人もいた。最近でも電子データ版の部落地名総鑑が発見されている。
こうした本は、同和地区の人びとの就職や結婚の機会を妨げるなど、さまざまな差別を拡大するきわめて 悪質なものである。
*ISO26000
企業や公共・民間団体など、組織が社会の一員として、社会に果たすべき役割と責任=社会的責任に関 する国際規格。国際標準化機構(ISO)が発行し、説明責任や、人権の尊重など7つの原則を掲げている。 *セクシャルハラスメント
【今後の施策】
1 企業での公正採用と就職差別の撤廃に向けて、関係機関との連携によ る取組を促進します。
2 人権啓発資料の配布や、ビデオ等の貸出しによる啓発活動の充実を図 ります。
3 関係機関と連携し、より多くの学習機会の確保に努め、企業における 人権同和教育の推進を図ります。
*パワーハラスメント
第4章
人権擁護の確立
1
個人情報の保護
行政への「部落問い合わせ電話」や戸籍謄抄本等不正取得事件などにみら れるように、差別身元調査が行われている現状のなか、平成20年戸籍法に おいて「個人に関する情報を保護する観点」から法律の一部が改正され「本 人確認」が必要となり、戸籍の請求の際にはすべての請求者に対し、写真付 き証明書等による本人確認が実施されています。
佐久市では、平成17年に「佐久市個人情報保護条例」を制定し、個人情報 の保護を図っていますが、今後も個人情報の保護に関する法令・例規を遵守 し、市が保有する個人情報の保護に努めます。
%
ある
ない
無回答
29.2
66.3
4.5
34.2
62.7
3.2
0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
2
人権侵害の救済と擁護
市民意識調査では、「今までに自分の人権が侵害されたと思ったことがあ る」が 3 割を超えていました。人権侵害の内容は、他人からの悪口、陰口等 が半数以上でした。(Ⅳ図1、2)
身近な市民生活において、依然として人権侵害は根深いものがあります。 このような状況に対して、事実関係の調査や被害の救済等を含め迅速かつ 有効で適切な対応が必要です。
各関係機関等と連携を図り、人権啓発を推進するとともに、差別を受けた 人への救済対策と人権擁護に努めます。
また、隣保館における人権相談窓口の体制の充実や、人権擁護委員による 人権なんでも相談所等各専門機関と連携を図り、相談対応の充実に努めます。
Ⅳ図1 人権同和問題に関する市民意識調査:人権侵害について 「あなたは、今までに、ご自分の人権が侵害されたと思ったこと がありますか」
Ⅳ図2 人権同和問題に関する市民意識調査:人権侵害について 「(人権侵害を受けたと答えた方に)どのような人権侵害ですか。 差し支えなければお聞かせください」(複数回答可)
%
あらぬ噂、他人からの悪口、かげ口
プライバシーの侵害
名誉・信用のき損、侮辱
差別
悪臭・騒音等の公害
警察官の不当な扱い
暴力、脅迫、強要
使用者による労働強制等の不当な 待遇
セクシャルハラスメント
特定の人に執拗につきまとわれる
村八分
犯罪、不法行為のぬれぎぬ
社会福祉施設での不当な扱い
住居の安全に関するもの
その他
なんとなく
答えたくない
無回答
55.4 25.1 23.8 13.9 6.3 8.6 7.6 10.6 10.9 4.6 2.3 2.6 2.6 6.6 5.6 5.9 2.6 2.6 55.6 20.9 21.2 15.9 7.3 8.3 9.9 10.6 6.0 3.3 1.0 3.3 0.7 7.0 7.0 2.3 4.6 1.0
0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
平成 17 年度調査
第5章
部落差別撤廃と人権擁護の推進
1
部落
差
別撤
廃
と
人権
擁
護に
関
する
総
合計
画
の推
進
体制
の
強化
佐久市では、全庁的な推進体制を充実し、市民の皆さんや関係機関、推進 団体の協力・連携により、総合的かつ計画的に部落差別をはじめ、あらゆる 差別の解消を図り、人権を尊重する明るいまちづくりを推進していきます。
○佐久市部落差別撤廃人権擁護審議会
佐久市部落差別撤廃と人権擁護に関する条例第 8 条に基づき、「佐久市部 落差別撤廃人権擁護審議会」が設置されています。
○佐久市人権啓発推進本部
佐久市人権啓発推進本部設置規程に基づき、「佐久市人権啓発推進本部」 が設置されています。
佐久市部落差別撤廃と人権擁護に関する条例及び佐久市部落差別撤廃とあ らゆる差別をなくすことをめざす総合計画に係る関係各部課等の相互の緊密 な連携及び協力を確保し、総合的かつ効果的な事業の推進を図ります。
○佐久市人権同和教育推進協議会
佐久市人権同和教育推進協議会要綱に基づき、「佐久市人権同和教育推進 協議会」が設置されています。
佐久市人権同和教育基本方針に基づき、人権同和教育の振興と推進を図り、 差別のない明るい社会づくりの推進を図ります。
○佐久市隣保館運営委員会
佐久市隣保館条例第 8 条に基づき、「隣保館運営委員会」が設置されてい ます。
隣保館の運営について市長の諮問に応じます。
○国、県、関係機関との連携
国、県や近隣市町村との連携を図り、情報収集と提供を行い、各種事業を 推進します。
○人権擁護推進関係団体
2
佐
久
市
部
落
差
別
撤
廃
と
人
権
擁
護
に
関
す
る
総
合
計
画
期
間
内
達
成
目
標
部落差別をはじめ、あらゆる差別の解消を目指す取組の目標として、達成 目標を設定します。
今後の施策 数値目標
隣保館活動の推進
中央隣保館及び各人権文化センター における生活人権相談、啓発活動、教 養文化活動など、地域社会に密着した 総合的な活動を展開し、人権同和問題 の速やかな解決に向けた環境整備に努 めます。
隣保館事業 5,300 人/年 隣保館の利用 4,800 人/年
女性の人権に 関すること
配偶者暴力及び児童・高齢者虐待な ど、あらゆる暴力の予防・早期発見の ための啓発推進と被害者支援体制の充 実を図り、住み慣れたまちで安心して 暮らせる地域づくりを推進します。
・DV被害にあったと き、 市に相談窓口がある ことを知っている市民 の割合
現状値(H22 年度調 査)44%
→目標値 60%
外国人の人権に 関すること
市民との交流を積極的に推進し、市 民一人ひとりが外国の言葉や文化、生 活習慣に対する理解を深めるための啓 発活動を推進します。
・国際交流フェスティバ ル参加者数
目標値 3,500 人/年 ・国際交流サロン参加者
数
資
料
佐 久 市 部 落 差 別 撤 廃 と 人 権 擁 護 に 関 す る 条 例 佐 久 市 隣 保 館 条 例
佐 久 市 部 落 差 別 撤 廃 人 権 擁 護 審 議 会 規 則 佐久市部落差別撤廃人権擁護審議会委員名簿 佐久市人権啓発推進本部設 置 規 程
佐久市人権同和教育推進協議会要綱 部落解放都市宣言
○ 佐 久 市 部 落 差 別 撤 廃 と 人 権 擁 護 に 関 す る 条 例 平 成 17年 4 月 1 日 条 例 第 99号 佐 久 市 部 落 差 別 撤 廃 と 人 権 擁 護 に 関 す る 条 例 ( 目 的 )
第 1 条 こ の 条 例 は 、 国 民 に す べ て の 基 本 的 人 権 の 享 有 を 保 障 し 、 法 の 下 の 平 等 を 定 め る 日 本 国 憲 法 及 び 世 界 人 権 宣 言 の 趣 旨 を 基 本 理 念 と し 、 部 落 差 別 を は じ め 、 あ ら ゆ る 差 別 を な く し 、 人 権 の 擁 護 を 図 り 、 も っ て 平 和 で 差 別 の な い 明 る い 佐 久 市 の 実 現 に 寄 与 す る こ と を 目 的 と す る 。
( 市 の 責 務 )
第 2 条 市 は 、 前 条 の 目 的 を 達 成 す る た め 、 必 要 な 施 策 を 積 極 的 に 推 進 す る と と も に 、 行 政 の す べ て の 分 野 で 市 民 の 人 権 意 識 の 高 揚 に 努 め る も の と す る 。
( 市 民 の 責 務 )
第 3 条 す べ て の 市 民 は 、 相 互 に 基 本 的 人 権 を 尊 重 し 、 部 落 差 別 を は じ め 、 あ ら ゆ る 差 別 を な く す た め の 施 策 に 協 力 す る と と も に 、 自 ら も 差 別 及 び 差 別 を 助 長 す る 行 為 を し な い よ う 努 め る も の と す る 。
( 施 策 の 総 合 的 か つ 計 画 的 推 進 )
第 4 条 市 は 、 部 落 差 別 を は じ め 、 あ ら ゆ る 差 別 を な く す た め 、 生 活 環 境 の 改 善 、 社 会 福 祉 の 充 実 、 産 業 の 振 興 、 職 業 の 安 定 、 教 育 文 化 の 向 上 及 び 人 権 擁 護 等 の 施 策 を 、 総 合 的 か つ 計 画 的 に 推 進 す る よ う 努 め る も の と す る 。 ( 実 態 調 査 等 の 実 施 )
第 5 条 市 は 、 前 条 の 施 策 の 策 定 及 び 推 進 に 反 映 さ せ る た め 、 必 要 に 応 じ 、 実 態 調 査 等 を 行 う も の と す る 。
( 啓 発 活 動 の 充 実 )
第 6 条 市 は 、 市 民 の 人 権 意 識 の 向 上 を 図 る た め 、 啓 発 媒 体 の 活 用 、 人 権 啓 発 指 導 者 の 育 成 及 び 人 権 関 係 団 体 等 と の 協 力 関 係 の 強 化 な ど 、 き め 細 や か な 啓 発 事 業 の 取 組 と 啓 発 組 織 の 充 実 に 努 め 、 差 別 を 許 さ な い 世 論 の 形 成 や 人 権 擁 護 の 社 会 的 環 境 の 醸 成 を 促 進 す る も の と す る 。
( 推 進 体 制 の 充 実 )
第 7 条 市 は 、 施 策 を 効 果 的 に 推 進 す る た め 、 国 及 び 県 並 び に 関 係 団 体 等 と の 連 携 を 強 め 、 推 進 体 制 の 充 実 に 努 め る も の と す る 。
第 8 条 部 落 差 別 を は じ め 、 あ ら ゆ る 差 別 撤 廃 と 人 権 擁 護 に 関 す る 重 要 事 項 に つ い て 調 査 審 議 す る 機 関 と し て 、 佐 久 市 部 落 差 別 撤 廃 人 権 擁 護 審 議 会 ( 次 項 に お い て 「 審 議 会 」 と い う 。 ) を 置 く 。
2 審 議 会 の 組 織 及 び 運 営 等 に 関 す る 事 項 は 、 市 長 が 別 に 定 め る 。 ( 委 任 )
第 9 条 こ の 条 例 に 定 め る も の の ほ か 、 こ の 条 例 の 施 行 に 関 し 必 要 な 事 項 は 、 市 長 が 定 め る 。
附 則 ( 施 行 期 日 )
1 こ の 条 例 は 、 平 成 17年 4 月 1 日 か ら 施 行 す る 。 ( 経 過 措 置 )
○ 佐 久 市 隣 保 館 条 例
平 成 17年 4 月 1 日 条 例 第 100号 佐 久 市 隣 保 館 条 例
( 設 置 )
第 1 条 地 域 社 会 の 中 で 福 祉 の 向 上 及 び 人 権 啓 発 の 住 民 交 流 の 拠 点 と な る 開 か れ た コ ミ ュ ニ テ ィ ー セ ン タ ー と し て 、 生 活 上 の 各 種 相 談 事 業 及 び 人 権 課 題 の 解 決 の た め の 各 種 事 業 を 総 合 的 に 行 う た め 、 社 会 福 祉 法 ( 昭 和 26年 法 律 第 45号 ) 第 2 条 第 3 項 第 11号 の 規 定 に 基 づ き 、 佐 久 市 隣 保 館 ( 以 下 「 隣 保 館 」 と い う 。 ) を 設 置 す る 。
( 名 称 及 び 位 置 )
第 2 条 隣 保 館 の 名 称 及 び 位 置 は 、 次 の と お り と す る 。
名 称 位 置
佐 久 市 中 央 隣 保 館 佐 久 市 瀬 戸 1177番 地 2 臼 田 人 権 文 化 セ ン タ ー 佐 久 市 臼 田 89番 地 3 浅 科 人 権 文 化 セ ン タ ー 佐 久 市 甲 14番 地 2 望 月 人 権 文 化 セ ン タ ー 佐 久 市 望 月 471番 地 12
( 休 館 日 )
第 3 条 隣 保 館 の 休 館 日 は 、 12月 29日 か ら 翌 年 の 1 月 3 日 ま で の 日 と す る 。 た だ し 、 市 長 は 、 特 に 必 要 と 認 め る と き は 、 休 館 日 を 変 更 す る こ と が で き る 。
( 使 用 時 間 )
第 4 条 隣 保 館 の 使 用 時 間 は 、 午 前 9 時 か ら 午 後 10時 ま で と す る 。 た だ し 、 市 長 は 、 特 に 必 要 と 認 め る と き は 、 使 用 時 間 を 変 更 す る こ と が で き る 。 ( 事 業 )
第 5 条 隣 保 館 は 、 次 の 事 業 を 行 う も の と す る 。 (1 ) 基 本 事 業
ア 社 会 調 査 及 び 研 究 事 業 イ 相 談 事 業